カジュアルアクセサリーを販売する、クレアーズが日本から撤退とのニュースです。
国内にある110店舗を、10月末までに順次閉店するとのこと。
25年の歴史がある日本のクレアーズ。惜しむ声も大きいです。
クレアーズが閉店する理由について調べてみました。
クレアーズの閉店理由は?
クレアーズが閉店する理由は、ショッピングモール戦略にあると思われます。
クレアーズ日本はイオンがライセンスを取得して、日本で経営していきました。
イオンの発表によると、「近年の業界を取り巻く環境や、今後の成長性等を総合的に判断した結果」とあります。
ここでの業界とは、アクセサリー業界ではないと思います。
クレアーズはカジュアルなアクセサリーを販売しています。
近年はプチプラの流行や、コスプレなどの認知向上で、カジュアルアクセサリーはまだまだ需要があると思います。
それでいて、今回の撤退ですから、ここでの業界はイオンなどの郊外型のショッピングモール業界ではないかと思います。
拡大を続けていたイオンも、最近は整理・統廃合を進めています。
クレアーズはイオンが経営しているだけに、イオンモールに多くあります。
少子高齢化、ネット社会の波が押し寄せ、郊外型のショッピングモールは曲がり角に来ています。
その波に、クレアーズが飲み込まれてしまったということではないでしょうか。
クレアーズはアメリカで破産している
クレアーズのアメリカ本社は、2018年に破産申請をしています。
破産の理由は、ショッピングモールの客足が減ったことによる業績悪化です。
アメリカのクレアーズの失敗は、店舗型の販売に固執したこと。
オンラインでの販売に手を付けていなかったのです。
そして、それは今回のクレアーズ日本の撤退にも影響していると思われます。
正直なところ、なぜネット販売をしなかったのか、不思議でなりません。