世界遺産に登録されてるパリのノートルダム大聖堂が、火災に見舞われました。
初期ゴシック建築の傑作で、セーヌ湖畔にそびえ立つパリ・シテ島の象徴ともいえる教会です。
バラ窓のステンドグラスが有名ですが、今回の火災で被害を受けたといいます。
多くの観光客が訪れる、まさに世界の遺産だった建造物の火災。大変残念です。
ノートルダム大聖堂の火災の原因はなんだったのか、調べてみました。
ノートルダム大聖堂の火災原因は何?
ノートルダム大聖堂の火災が発覚したのは、4月15日午後7時ごろ。
日本時間では16日の未明のことでした。
あっという間に燃え広がり、大聖堂の屋根や尖塔に火が移りました。
屋根全体に火が周り、その中に尖塔が崩落していったとのことです。
パリのノートルダム寺院で火災
尖頭と屋根が崩壊 pic.twitter.com/3i97nsdVEP
— あーちゃん (@aachanPSG) 2019年4月15日
火元はどこ?
いったいどこから火がでたのでしょうか。
報道によると、火元は屋根裏にある改修工事用の足場付近の可能性が高いようです。
【ノートルダム寺院で大火災 仏】
フランスのパリ中心部にある観光名所、ノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生し、屋根や尖塔(せんとう)が焼け落ちました。#ノートルダム寺院
記事はこちら⇒https://t.co/mXXUtgtLFW pic.twitter.com/0jMO6qrPFo
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2019年4月15日
ノートルダム大聖堂は老朽化による屋根の改修中。
作業のための足場が組まれていたようです。
また、大聖堂は石造りですが、屋根の部分は木造。ほぼ、全焼の状態だとのこと。
火事の原因は?
今回の火事は、おそらく屋根の改修工事が原因だと思われます。
そして、まだ確定ではありませんが、「はんだごて」が原因だったのではないかと言われています。
はんだごては金属を接合するために使う工具です。
ノートルダム大聖堂で、どのような作業のために使われていたのかは不明ですが、フランス国内のSNSで火事の原因になったとして話題になっている様子。
Notre Dame a 700 ans elle a survécu à toutes les guerres, toutes les tempêtes, mais elle n’aura pas résister à Jean Michel qui a oublié d’éteindre son fer à souder en 2019… ça me tue… 😨
— Cesco (@CalcioFrancesco) 2019年4月15日
ただし、まだ確定ではありません。ガセの可能性がありますのでご注意ください。
フランスで「はんだごて fer à souder」原因説が飛び交っているようですが、ざっと見た感じでは噂以上のものではないように思われます。
— 闇に囁く方の森瀬 (@TalkingMolice) 2019年4月16日
ノートルダム大聖堂の被害状況は?
ノートルダム大聖堂の被害状況ですが、まだ情報が錯綜しているようです。
わかっているのは屋根と尖塔の消失。
屋根は3分の2が焼け落ち、尖塔は完全に崩落しています。
消失を免れたのは正面の2基の塔。
内部の柱やアーチ構造などの部分も無事だったようです。
所蔵のパイプオルガンは、消火の際に傷んだ可能性もあるそうですが、「いばらの冠」など他の文化財などは無事とのこと。
心配なのが、ステンドグラスです。
SNSでは高温で爆発したとの投稿も見られました。
800年前のバラ窓ステントグラスは高熱で爆発しました。
あの歴史的な美術はもう二度と見れません・・・#ノートルダム大聖堂 pic.twitter.com/cJx1NweHYt— ⚡ GREG ⚡ (@Goldengreg) 2019年4月15日
しかし別の投稿者によると、北面のバラ窓は無事を確認。
細かな損傷は不明ですが、すべてが無くなったわけではないことがわかっています。
ノートルダム大聖堂の3枚のバラ窓(ステンドグラス)
・北面のバラ窓は無事(画像1・2枚目。1枚目は消火後の写真。細かな損傷は不明)
・大小ある南面のバラ窓は火災の高熱で爆砕(画像3枚目)
・パイプオルガンの後ろにある正面(西)のバラ窓も写真が無いので確定ではないがパイプオルガンと共に無事との報道 pic.twitter.com/5PlfeQxZ9k— 鳥@FGO (@FGO0TM) 2019年4月16日
ただし、火災の影響は大きいと思いますので、慎重に調査をお願いしたいですね。
ノートルダム大聖堂の火災にSNSの反応は?
【パリ速報】
ノートルダム大聖堂の火災は三時間以上も続いています。
原因は工事に使用されたはんだごてと思われます。周辺に集って祈ったり写真撮ったりする人が今でもいますが、燃える部分が散ったり飛んだりしますので危ないです。出来れば近寄らないようにと指示が出ています。 pic.twitter.com/Mn1BfyHbDQ
— ⚡ GREG ⚡ (@Goldengreg) 2019年4月15日
ノートルダム大聖堂の発火理由が工事で使用したはんだごてって噂あるけどマ?
— せりぬんてぃうす (@Seeeee326) 2019年4月16日
>マクロン大統領は、大聖堂を建て直す考えを表明していて、国内外に寄付を呼びかけている。
日本にもんのすごいお金持ってるフランス人がいますよー
今ちょっと取り込み中だけどノートルダム大聖堂 いまだ鎮火せず 火元は工事の足場付近か – FNNプライムオンライン https://t.co/C4gZPMfRxR #FNN
— あきもと大 (@dai_colorful) 2019年4月16日
ノートルダム大聖堂が炎上
火元…火災の原因はなんだろう
ユネスコの世界遺産登録してる
し、世界的認知されてる建物
現地の人達ショックだっただろ
うな…— 蒼月 (@yt_1020r) 2019年4月16日
ノートルダム大聖堂、火元は何だ? 燭台でも倒れたのかな……だとしたらショック大だな。
— 三輪 学 (Manabu Miwa) (@ManabuMiwa) 2019年4月16日
姫路城とかスプリンクラーが設置されてるけど、ノートルダム大聖堂も防災設備が設置されてたら初期消火に成功してたりしたんでしょーか?(火元が建物の中とも限りませんが。
— 舞衣さん♨️☺️♨️温泉アカ (@Mai_0380Esprit) 2019年4月15日
おわりに
世界遺産のノートルダム大聖堂が、火災に見舞われるという衝撃的なニュースをみてきました。
火元に関しては工事中の屋根部分である可能性が高そうですが、原因が本当に「はんだごて」かどうかはまだ不明です。
これから詳細な調査で、判明してくるでしょう。
フランス国内では早くも著名な富豪が、再建のための寄付をしたようです。
歴史的にも文化的にも重要な建造物ですので、正確な復元がなされることを祈ります。
日本でも文化財の火災は多く起こっています。
歴史を学び、今に活かす姿勢が大切です。