
2019年10月22日に行われる即位の礼。
天皇陛下がご即位を公に表明され、国内外の来賓の方がお祝いする儀式です。
そして、その後には祝賀御列の儀、いわゆる即位パレードが行われますね。
※追記:台風被害のため、パレードのみ延期で調整されているようです。
先日10月6日にはリハーサルも行われました。
実際のコースを走りましたが、パレードの際は通常の左側通行ではなく、道路の右側を逆走の形で走行することになっています。
なぜ、即位パレードのときは右側走行で逆走するのでしょうか?調べてみました。
即位パレードが右側通行(逆走)で行われる理由
まず、パレードコースですが、これは平成の即位パレードのコースをほぼ踏襲したものとなっています。
そして、決定するにあたり「警備上の観点や沿道からの見やすさを考慮した」とされています。
つまり、即位パレードが右側走行(逆走)で行われる理由は、警備と見やすさとなります。
では、なぜ右側走行だと警備がしやすく、見やすくなるのでしょうか。
警備がしやすく、見やすい理由
即位パレードのコース決定にあたり、「首都高速の高架下や沿道の両側にビルが並ぶルートをできるだけ避けた」とあります。
警備の観点上、ビルの近くは避けたいという意思があります。
それでは今回のパレードコースになっている赤坂郵便局前の道路を見てみましょう。
奥が東(皇居へ続く道)で、手前が西となっています。
本番は奥から車がやってくると思って下さい。
通常の左側車線の沿道には、ビルが立ち並んでいますね。
右側は赤坂御所なので、当然ビルはありません。
即位パレードの時間は、道路は封鎖されます。
そうすると、左側か右側か、どちらを走るほうがよいと思いますか。
一見して、右側を走るほうが良いと思いませんか?
警備だけじゃなく、見る側としても右側を走ってくれたほうがよいと感じますね。
即位パレード(祝賀御列の儀)の日時
・10月22日(火)午後3時半~午後4時
午後3時に陛下・皇后さまの乗られた車が皇居を出られる予定です。
終点は赤坂御所。終了時間はおおむね午後4時ということになっています。
なお、台風など荒天の場合は中止。
その場合の代替日は、10月26日(土)となり、時間は予定日と同様です。
即位パレードのルート

即位パレードに伴う交通規制

即位パレード当日は交通規制が行われます。
皇居前周辺は午前7時~午後5時ごろまで。
警視庁周辺は午後7時~午後9時ごろ、午前11時30分~午後5時ごろまで。
国会議事堂周辺は午後7時~午後9時ごろ、午後0時30分~午後5時ごろまで。
赤坂御所周辺は午後7時~午後9時ごろ、午後0時30分~午後5時ごろまで。
信濃駅前周辺は午後7時~午後9時ごろ、午後0時30分~午後5時ごろまで。
詳しくは警視庁のページをご確認ください。
まとめ:即位パレードが右側通行(逆走)で行われる理由
・平成の代替わりのときのコースを踏襲
・警備上の観点からビルを避けた
・沿道からの見やすさ
令和の幕開けを彩る歴史的な一日です。
日本国民として、ぜひともお祝いに駆けつけたいものですが、東京まで行けないので中継を見守ることにします。
当日は祝日となっています。
ゆっくりと日本という国の雰囲気を感じたいと思います。